遺言書の作成と遺言執行（出張での公正証書遺言の作成） ｜葛飾（金町・水元・新小岩）で相続、遺産分割を弁護士に相談

癌になり、余命の宣告を受けた知人がおりました。
その知人は、配偶者も子どももいなかったため、遺産を特定の方に託したいとの思いでした。
そこで、遺言書を作成し、万が一、お亡くなりになったときは、遺言執行者として遺産を届けてほしいです。

ご本人は病床に伏せておりましたので、病院に直接赴き、お気持ちをお伺いしました。
どのような財産があり、その財産をどなたに託したいか伺ったので、直ちに公正証書遺言の作成に取り掛かりました。
とても公証役場に行ける状態ではなかったため、最寄りの公証役場と連携し、病院まで公証人にお越しいただき、作成しました。
作成した１か月後に、遺言者はお亡くなりになり、そのお気持ちを実現するべく、指定された方に通知したうえ、迅速に遺産をお届けしました。

お体の状態が悪化しておりましたので、急いで公正証書遺言を作成した事案です。
ご本人も遺言書を作成したことで本当に安心したと仰っていただき、お手伝いができて本当によかったと感じた事案でした。
遺言執行も非常にスムーズに進み、遺産をお届けした方も満足していらっしゃいました。